思わぬところで……

好きな作家の名前を見かけてびっくり。
 
有名作家もスパイの一員=MI6が初の正史出版−英
 
イギリスの情報部MI6が21日に正史を出版したそうで。その中に、「サマセット・モーム他著名な作家たちが所属していた」という話が載ってるそうなのですが……、

モーム以外にも「第三の男」で知られる小説家グレアム・グリーン、「ツバメ号とアマゾン号」シリーズで有名な作家アーサー・ランサムらがMI6に所属していた。(記事より引用)

……って。アーサー・ランサムもか!
自分、子供時代は図書館の本を読みあさってて、今でも当時読んだ児童文学は大好きなんですが(ドリトル先生とかメアリー・ポピンズとかコロボックルシリーズとか)、その中でもダントツで好きなのがランサムの『ツバメ号』シリーズなんですよね。
なので、記事を見た時には「えええ!?」とびっくりしてしまいました。――でも、その後には「ああ、でも、あるかも……」と納得したんですが。だってランサムって、前半生は新聞記者として活動してて、第一次世界大戦からロシア革命の時期にかけてロシアに滞在し、その記事を書いてたんだもんなぁ。イギリスにしたら彼のもたらす現地の情報は凄い貴重だったでしょうし、記事とは別にいろいろな情報を送らせるくらいのことは充分ありそう。
なんか、自伝や伝記の該当の期間を読み返したくなってきました。前に読んだ時とはまた違って見えてくるかも。
 

アーサー・ランサム自伝

アーサー・ランサム自伝