「晴海のコミケ」語り

twitterで回ってきた画像。
コミックマーケットの拡大と会場の変遷
第1回の虎ノ門日本消防会館会議室に始まり、大田区産業会館川崎市民プラザ 〜 東京流通センター幕張メッセ 〜 晴海の国際展示場 〜 有明ビッグサイト――と、歴代のコミケ会場の平面図とサークル配置図を一覧表にした図です。
 
最初の小さな会議室からどんどん会場が広がっていく様も圧巻ですけど、個人的にびっくりしたのが「晴海の会場ってこんなに収容力無かったのか!」ということでしたね。敷地の面積自体は今のビッグサイトの東地区と同じくらいなんですけど、入ってるサークル数が全然違いますよね、これ見る限りでは。
考えてみれば、晴海の会場って、メッセやビッグサイトと違っていろいろなサイズの館が敷地内に複数並んでいるという構造だったので、そりゃー屋外スペースの分だけ無駄は出るわけで。さらにC館は徹夜組収容で使えず、A館も超大手サークルの行列対策で一般サークルは配置されなかった時期がありましたし…………今思うと、よくあの会場で収まってたな(汗)。
(てか、確か第2期の晴海で手狭になったからさらに収容力のあるメッセに移ったんじゃなかったっけか。そう思うと、戻ってきてからの第3期は本当に大変だったんだろうなぁ……)
 
そういえば、あの晴海の会場の醸し出す独特の雰囲気は今でも時々懐かしくなります。
自分の配置された館から他の館へ行くために屋外スペースを歩いていくと、中央の通りや館の外に大勢人がいて――それがみんな、「お仲間」なんですよ。それは別に昔のコミケだからということではなく、たとえば同時期のコミケでも、メッセの時はあまりそれは感じなかったんですよね。あくまで「晴海のコミケ」の時だけでした。あれは多分、屋外スペースを歩くことが多くて「敷地全体」を意識しやすい晴海会場だったからじゃないのかなぁ。新館2Fのガラス張りのフロアから人が大勢行き交う会場全体を眺めながらよく、「今日一日は、この敷地内はオタクの王国なんだなぁ」とか思ってました。
今あの感覚が味わえるのは、むしろオンリーイベントの方かなぁ。小さなホールだけど、そこがその日一日はそのジャンルのパラダイスだ、みたいな。WAかレッスルで、小さくていいからまたオンリーイベント無いかなぁ……なんて思ってみたり(^^;。
 
(今思ったけど、SF大会なんかは今でもこれに近い感覚がありそうな気が。私自身は行ったことがないんですけど、レポート同人誌とか読むとそれっぽい雰囲気を感じます。……あ、なんか参加してみたくなってきた)